「明の事が好きな雫ちゃん。
何で明が美香と付き合う事にしたか知りたくない?」
…ゴクッ
し、知りたい…
「それを解決したら、明は美香から開放されると思うんだ。
…明、助けたくない?」
報酬が
報酬が魅力的すぎる
場合によっては私丸儲けだし
「何を…?
何を調べて欲しいんですか?」
「おっ?取引乗る?
そう来ると思った!」
「…内容次第ですけど。
あと何であの2人をそんなに詮索するの?」
「…理由はまだ秘密。
言える時が来たら言うよ。
約束~♪」
颯太先輩は満足そうな笑顔で私の小指を自分の小指に絡まらせて、腕をブンブン振ってる。
「あ、ついでにこのやり取りも他言しません~♪
ってお互い約束~♪」
意味不明なリズムに乗せられてあっと言う間に約束させられた。