「なんだかさ…明と美香付き合いだしたし、笠原先生とアンナちゃん怪しいし
…いっそ雫ちゃん、俺と付き合っちゃおうよ!」



明るい笑顔の提案?告白?

何でそうなる?



「ア~ムリッ~スネ。」



軽く答えた私。



「何もさ本気で付き合おうって言ってる訳じゃないんだよ。」



テーブルに身を乗り出して小声で言う颯太先輩


え?じゃあどうゆうコトですか?


って顔をしたら、颯太先輩はニヤリと笑って話し始めた。



「俺はね、雫ちゃんに協力をしてほいんだ。
笠原先生とアンナちゃんを探るのをね。」


「…はぃ?」


「あの2人警戒心強いみたいで、なかなか近付ききれないんだ。
雫ちゃんなら簡単だろ?」


「先輩?私にアンナと先生を騙せって言ってるんですか?」



…既にアンナは騙してる か。

イヤッそうゆう事じゃなくて


「先生はまだしも、友達騙す様な事したくありません。」



私はすぐにキッパリと断る。



「そう?協力してくれたら明ネタ喋るよ俺。」



けど颯太先輩は笑顔で私にエサをちらつかせてくる。