消毒を終えて、颯太先輩は絆創膏を膝に貼ってくれた。



「よし!」


「…絆創膏まがってる。
じゃないや、ありがとうございます。」


「…お前、実は性格ねじまがってんの?」



カッチーン…



「先輩に言われたかないですよ!
てゆうか、なんでお前呼ばわり?」


「お前こそ、先輩に対してどんだけだよ?」


「こんだけデス!!」


「はぁ~?意味わかんねぇし。
やっぱりなんなのお前、変人~?」


「はぁ~?先輩こそ変です!
一体何者ですか!?
いたる所に現れるし?
あ!そう言えばこの前!アンナとなんか話してませんでしたか!?」



………



あ、しまった…


あの時は隠れて見てたんだった…




先輩も驚いた顔で私を見る。