居酒屋で美樹と喋っている内に時間はどんどん過ぎていった。



「もう2時回ったよ」



「そろそろ行く?」



「うん」



「家まで送っていくよ」


「いいの?」



「うん」



「じゃあお言葉に甘えて」



居酒屋を出て助手席に美樹を乗せ美樹の家まで車を走らせた。



「今日はありがとう」



「またいつでも話聞くから」



「うん、じゃまた明日」


美樹はそう言うと助手席から降りて笑顔を見せながら帰って行った。



俺は美樹が好きになっていた…