6時に仕事が終わり事務所へ戻ると美樹が待っていた。



「ちょっと待ってて、着替えてくるから。」



「うん」



俺はささっと着替えて美樹と一緒に事務所をでた。



美樹を助手席に乗せ車を走らせた。



「どこいく?」



「どこでもいいよ」



「じゃあ居酒屋でいい?」



「うん」



居酒屋に着き、向かい合わせに座って注文をした。



美樹はまだ元気がなさそうだ。



長い沈黙…
俺が何も喋れずにいると美樹が沈黙を破り喋り始めた。



「誘ってくれてありがとう」



「うん。彼氏の事悩んでんの?」



「うん」



美樹は彼氏の事を喋り始めた。