美樹の葬儀が終わり、夢叶と一緒に家に帰ってきた。



俺は夢叶を抱いたまま、ソファーに座った。



美樹が死んだ後、俺はほぼ一睡もしてなかったから、心身共にボロボロだった。



「パパ、パパ」



まだ何が起こったか分からないであろう夢叶が、満面の笑顔で喋りかけてくる。



「美樹そっくりだなぁ…」



俺の頬を涙が流れ落ちる。

俺は夢叶をぎゅっと抱きしめた。



俺は一人じゃないんだ…


美樹…
夢叶を幸せにするから…




空から…
見守っててくれ……