美樹は順調に回復し、1週間で退院した。


看護婦さんにお礼を言い、病院を出て家に向かっていた。



「やっと家に帰れるよー」



美樹が夢叶を抱え嬉しそうに喋っている。



家に着いた俺たちは、買ったばかりのベビーベッドに眠っている夢叶を乗せ、ソファーに座った。


「これから仕事頑張んないとなー」



「頑張ってよー、パパ!」



「おぉ」



俺は『パパ』という言葉に照れながら、

美樹と夢叶を一緒守っていこうと心に誓った…