「可愛く言ってもダメ!」


俺はリアに詰め寄った。
それに驚いたリアはシュンと下を向く。


「イチ、怒ってる?」


人形のような顔立ちの上目使いで、少し涙目で…
俺の胸、鷲掴み☆
って、ちっがぁぁぁぁああう!!
でも、強く言えない俺も居るわけで…


「いや、あの…」


結果。


「怒ってないけど、ただ気が動転してて…」


強く言えない俺の圧勝。


「本当?
本当に怒ってない?」
「あぁ、まぁ…怒ってないよ。」


結局俺はリアに怒れないまま、ベッドに腰掛けた。