目の前には金髪碧眼のお人形みたいな女の子。
年齢は俺と同じか下くらいだろう。
どっからどう見ても外国の方…だよなぁ？
でも、話す言葉は日本語。
しかも流暢な日本語だ！


「日本人？」


いっぱいいっぱい考えて出た答えは、あまりにも間抜けな答えだった。

ってか、金髪で日本人はないだろ、俺。
いや、カラーって事もあるし。

じゃぁ、碧眼はどう説明すんだよ！！
いやいや、きっと現代科学の結晶とも言うべき、カラコンだ！！
……現代科学の結晶かどうかはおいといて。

と、俺が一人自問自答していると、その女の子はｸｽｸｽと笑い出した。

うわぁ…可愛いっ！
ってそんなんじゃなくて！！


「な、何だよ…。」
「変なこと言うし、変な顔。」
「は？」
「私の名前はリア。
召喚師の卵なの。」


女の子は不思議な事を言い出した。
…えーっと、
夢見る女の子って奴か？
さっき名乗られた“リア”ってのも何かのキャラクターの名前とかか！？
可愛いのにイタイ子だったのか！！