「そうだな。
家族の絆も薄いところだってあるしな。」


俺は話しながら、リアから受け取った服を着込んだ。
これ以上リアの家族の話はやめよう。
そう、誓い、俺は立ち上がった。


「リア、せっかくだし街を案内してくれないか?
帰るヒントとか見つかるかもしれないし。」
「うん。
じゃぁ、行きましょう?」


そう言うとリアは俺の手を引っ張って歩き出した。