「おもんない奴等」と馴れたように舌打ちをしていた。

私は動けずにいた。
タイミングを外してしまい気まずい雰囲気にいます。

「大丈夫ですか……?」

「大丈夫ちゃうわ!久々に体育出たろって思って出たら腹立つだけやったわ」

「すみません」

「謝るんやったらな、何であいつらに言わへんねん!
あいつら、お前と安達って奴が付き合ってんのが気に食わんから言うてくんねやろ」