両手にスーパーの袋を持ちながら…

『やっぱ…買い過ぎちゃうか?』

「そんな事ないよってか一つ持つから、貸して」
『ええよ、重いし俺持つから』

「じゃあ、軽い方ならいいでしょ、貸して!」

『ほんまにええから、雅は』

「…やもん」何でわからんのやろ…

『ん?』
なんや雅やけに荷物持ちたがるけど…


「だから、買い物するまでは、手…繋いでたのに晋弥が二つ持ったら…繋がれへんやん…やから…//」

もう、ここまで言わなわからんの!めっちゃ恥かしんやから…

言って俯くと…

『…あ アホか…ってかごめんほら』って繋いでくれて…

結局荷物は、晋弥が持ったままだった