叱れども

微笑む老父

童顔
いびきかく

苦楽を共に

したふたり
待つ心

楽しむ我に

花便り
霜月の

頻りに鳴いて

迷い猫
さする足

母の歴史を

物語る
悲しみに

暮れる間もなく

友何処