すると俺の視線に気付いた和泉チャンは、少し恥ずかしそうに頬を赤らめて小さく笑った。




キュン!!




え?え!?





何か違う!!




どうして???




いつもの和泉チャンじゃない……。




でもめっちゃ可愛い。




俺は机をバンバン叩いて興奮を抑えきれないでいる。




するとそんな俺の頭をバシッと本で叩く明弥。




「いてっ」




頭を押さえて大人しくなった俺は明弥を見上げると、明弥は小さく呟いた。




「静かにしろ」




って目茶苦茶冷たい声で言われたけど、今の俺にはそんなのは通用しない。