えっ?えーっ?


パッ・・・パ・ス・タぁああ???


私は隆志が指す場所を見る。


そこは、お城の横にある・・・小さなイタリアンのお店・・・。


私ってば恥ずかしい。


これじゃあ、私がそういうこと望んでいたみたいじゃない。



「花音?顔赤いけどどうした?具合でも悪いのか?」


「いや、大丈夫・・・。行こう?」


「あぁ。」



隆志はお店に入る。


カランカラン♪



「いらっしゃいませ。お二人様でいらっしゃいますか?」


「はい。」



隆志くらいの年のイケメンさんが私たちを出迎えてくれる。


うわ・・・ちょっとカッコいいかも。


私はそのイケメンさんに見惚れてしまった。


そんな私に隆志はちょっと不機嫌そうに睨む。