賢が持ってきたお粥を綺麗に平らげた美空に薬を飲ませ、また布団に寝かせる。


「食べてすぐ寝たら太っちゃうね」


クスクスと美空は笑う。
俺も口元に笑みを浮かべながら美空の頭を撫でた。


「お前はもう少し太った方がいい」

「そうかなぁ?」


撫でられるのが気持ちがよいのか、美空は嬉しそうにしながら目を閉じる。


「あぁ、軽すぎだ」


ちゃんと食べていたのか、と聞いたら、食べてたよと返ってきた。


「龍さん」

「ん?」

「眠くなってきた……」