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夜、屋敷に帰るとぐったりしている美空がいた。
「美空、どうした」
畳に敷いてある布団に寝転がっていた美空は、俺を確認すると、起き上がる。
「おかえりなさい」
「ただいま……疲れているな?」
荷物を置いて美空の傍らに腰を下ろして頬に手を伸ばす。
「今日は、本当に疲れたよ……」
はぁ、と溜め息をつく。
どうしてだ、と聞くと優斗さんだよ、と言う。
優斗?あいつ何かしたのか
「優斗さん、カッコ良すぎ」
「………は?」
「凄かったんだから、うちのクラスの女子達の悲鳴」
キャーキャー、興奮しちゃって。
「プラスあたしと居るからクラスの女子の質問攻め………いとこで通したけど」
疲れたぁー、と美空は布団に寝そべった。