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「貴方はもっとご自分の立ち位置を理解してください!!」
「………すまない」
「謝ってすむなら苦労しませんよ!!」
「………」
あの後、見つけられた俺は、すぐに病院へ、そして家に連れて帰られた。
それから一時間。目の前にいるこの男に小言を貰っている。
「いいですか!?貴方は来栖の大事な跡目なんです!」
何度も言われ、耳にたこが出来そうだ。
「龍様!聞いてますか!?」
「………聞いてる」
ガミガミと煩わしく思うが、この男は俺を心配しすぎての反応なので、何も言えない。本当に悪いと思ってるから、いい加減許してほしい。