「動くなよ」
ようやく事の重大さに気付き、男に手で示す。
「どこにつながっているんだ」
ゆっくりテグスを辿ると、前方に何かが見えた。
「こいつは……」
テグスは十メートル先にある、パイナップルという愛称で知られる手榴弾のピンにつながれていた。
「ここでピンが外れて、走ってきた奴にドカンか」
「トラップはいくつある?」
ケインが問いかける。
「見たところ、これだけだな」
「お手柄だ」
ケインがベリルの背中を叩く。
「ちょっと待て。ここにトラップがあるってことは、C班は──」
カイルが発した刹那、
<うわっ!?>
<ぐお!?>
ヘッドセットから爆発音と仲間の叫び声が響く。
「おい! 大丈夫か?」
<ト、トラップが>
流れてくる呻き声を聞きながらリッキーは少年を見つめる。
ようやく事の重大さに気付き、男に手で示す。
「どこにつながっているんだ」
ゆっくりテグスを辿ると、前方に何かが見えた。
「こいつは……」
テグスは十メートル先にある、パイナップルという愛称で知られる手榴弾のピンにつながれていた。
「ここでピンが外れて、走ってきた奴にドカンか」
「トラップはいくつある?」
ケインが問いかける。
「見たところ、これだけだな」
「お手柄だ」
ケインがベリルの背中を叩く。
「ちょっと待て。ここにトラップがあるってことは、C班は──」
カイルが発した刹那、
<うわっ!?>
<ぐお!?>
ヘッドセットから爆発音と仲間の叫び声が響く。
「おい! 大丈夫か?」
<ト、トラップが>
流れてくる呻き声を聞きながらリッキーは少年を見つめる。