「会いたい・・・あいたいよ・・・優にあいたい」



~バン~


気がつけば病室を出でいた


走っていた


優にいたいその一心で





「すいません、空港までお願いします。急いでください」





~プルルル~



~プルルル~


「お客さん・・・、電話なってますよ」


「あぁ、すいません」

「出ていいですよ」



「もしもし・・・」

「ここあ・・・」

「お兄ちゃん・・・手紙見たよ・・・」

「おう、ここあ、あのさ今「ごめんなさい・・・今は帰れない・・・行かなきゃいけないトコがあるから」

「ここあ、そうじゃなくて」

「・・・・・・」

「父さんと母さんにもまだ言ってない。なんかあったら俺が責任取るから
 だから、後悔しないようにな・・・」

「お兄ちゃん・・・ありがとう・・・もう降りるからごめんね・・・」




「つきましたよ。」



私は優のところまで走った

どこにいるかはわかんないけど
足が動いた・・・



「優・・・ゆうー」