授業も手につかない・・・


気になる・・・





ごめん・・・。

浩介じゃないの。





甘くて優しい香・・・
きれいな整った顔。
やわらかくて染めたかみ。
大きな体してスヤスヤと寝息をたてて
小さな子供みたいな顔して寝てる・・・優。

そう・・・隣の席の

大嫌いな菅原 優



なのに心が・・・





うんん。違う。
私の好きな人じゃない。


「っう」

っえ、おきた!

とっさに目をはなした。


なんだ・・・びっくりしたぁ。



まだ・・・あと少しだけあなたの寝顔を見ていたい。



そう思ってしまう私が・・・







いるはずない・・・よね?