「ぁの…、でも…起こしに来る時くらいは…」
こんな女初めてだよ…マジで。つか、俺に反論とはいー度胸じゃねぇか。
住ませて貰ってる分際で。
「いいから黙れ。朝食はいらねぇ。起こすな、わかった?」
「は…い。でも…その、“女”って言うの辞めて貰えませんか…?」
まだなんか注文あんのか??
女は女だろう。
俺は好きになった奴以外は名前で呼ぶ気になれねぇんだよ
「無理」
「何…で、ですか?名前くらい…」
「とにかく、呼ぶ気はない。好きになった奴以外の名前は呼ばない」
「何気…ロマンチック何ですね?」
は?
「じゃあ…好きになればいいじゃないですか!」
うぜぇ。
マジ何だ?この女。
「ならない。つか、偉そうだよ?さっきから。何だったら出てっても…いいんだぜ?」
と言うと、女は黙ってペコリとお辞儀をすると部屋から出て行った。
「はぁー…」
マジ何なんだ?