目覚めた君は


別人になっていた。





笑顔が消え、
時折見せる張り付けたような嘘の笑顔に


僕は胸が締め付けられた。










僕は溢れる気持ちを押さえられずに

彼女を抱きしめて



「好きだ」


そう告白した。







彼女は深く息を吐くと…


「あたしは、汚いんです。……もう、どうしょうもないくらい……先生に愛される資格なんてないんです。」



力無く、そう言った。