「おかしいな・・・。ほんの5分前の話なんだけど・・・。」
辺りを見回して探してみても見つからない、
ここは隠れる樹木さえも余りないので校庭に居ればすぐに見つかりそうなものだ。
どこに行ったんだ?悟のヤツ。
「まぁいいじゃん。悟も子供じゃないんだから。きっと裏門から出たんだよ、私たちに気を遣ってさ。それより早く帰ろう。」
そう言って舞は俺の腕にしがみついてきた。意外にシビアな所があるウチの彼女。
俺も裏門帰ったと思って帰ることにした。
帰り道の途中で舞がこんな話をし始めた。
「そういえば、『THE Guardian』の噂って知ってる?」
「いいや知らない。絶対勝てる裏技かなんか?」
「それを知りたいの将ちゃんだけでしょ。」
舞は笑いながらツッコミを入れてきた。
「んで、どんな噂なんだよ。」
俺は舞のツッコミをサラッとスルーして質問した。
「ええと・・・、確かキャラクターに名前入れられるじゃん。あれでさ、ガーディアンに自分の名前で、姫に彼女の名前を書いて彼女を抱きしめながら『守ってあげる』って言うと、そのカップルは一生幸せになれるんだってさ。これ男プレーヤー限定らしいよ。」
「アホらし、何だその噂。誰から聞いたんだよそれ?」
「決まってんじゃん。有紀だよ。」
俺はあまりのくだらなさに思わず呆れてしまった。名前を書くまではまだ納得出来るけど、最後の抱きしめながらの件は全く意味不明だ。多分だが有紀が舞に教える時に付け足したんだろうなと思った。しかし男プレーヤー限定って・・・。苦笑いしながら考えている俺の顔を舞が覗き込んできた。
辺りを見回して探してみても見つからない、
ここは隠れる樹木さえも余りないので校庭に居ればすぐに見つかりそうなものだ。
どこに行ったんだ?悟のヤツ。
「まぁいいじゃん。悟も子供じゃないんだから。きっと裏門から出たんだよ、私たちに気を遣ってさ。それより早く帰ろう。」
そう言って舞は俺の腕にしがみついてきた。意外にシビアな所があるウチの彼女。
俺も裏門帰ったと思って帰ることにした。
帰り道の途中で舞がこんな話をし始めた。
「そういえば、『THE Guardian』の噂って知ってる?」
「いいや知らない。絶対勝てる裏技かなんか?」
「それを知りたいの将ちゃんだけでしょ。」
舞は笑いながらツッコミを入れてきた。
「んで、どんな噂なんだよ。」
俺は舞のツッコミをサラッとスルーして質問した。
「ええと・・・、確かキャラクターに名前入れられるじゃん。あれでさ、ガーディアンに自分の名前で、姫に彼女の名前を書いて彼女を抱きしめながら『守ってあげる』って言うと、そのカップルは一生幸せになれるんだってさ。これ男プレーヤー限定らしいよ。」
「アホらし、何だその噂。誰から聞いたんだよそれ?」
「決まってんじゃん。有紀だよ。」
俺はあまりのくだらなさに思わず呆れてしまった。名前を書くまではまだ納得出来るけど、最後の抱きしめながらの件は全く意味不明だ。多分だが有紀が舞に教える時に付け足したんだろうなと思った。しかし男プレーヤー限定って・・・。苦笑いしながら考えている俺の顔を舞が覗き込んできた。