放課後になり、悟に一部始終を話してる途中舞からメールがあった。




FROM   舞

SUB    今日☆


将ちゃん授業おつかれ
一緒に帰ろ(≧ω≦)
あと今日家に誰もいないんだぁ。
だから久しぶりに将ちゃんの家泊まっていい?


特に拒否する理由もないので、舞にOKの返事と校門で待ち合わせとメールを返した。


「いいねぇ、いつもメールしてくれる彼女がいて。」

「なんで舞からのメールって分かったんだよ。」


俺の当然の疑問に悟が笑って答えた。


「ははは、やっぱり舞からのメールか。引っかかったな。」

「なっ、悟。」

「だから将介はゲームに勝てないんだよ。将介は心の読み合い下手だからな。
じゃあ邪魔しちゃ悪いから俺帰るわ。」


悟は、言うこと言って椅子から立ち上がり帰り支度を始めた。


「おぅそうか、じゃあ下まで一緒に行くよ。」

「いいや、今日は舞の色んな話聞いちゃって、どんな顔してあいつの顔見ればいいかわからないから先に帰るよ。」


そう言って悟は教室を出て行った。俺も早く校門に行かなきゃ。

今日はよく晴れたので、夕日が校門を照らしていた。その中にある黒い影が舞だとすぐ分かった。