「将介遅い!また舞と話してたな。」

「あっ、わかります。」


ニヤニヤして答えた俺に、悟がチョークスリーパーをかけてきた。


「痛い痛いギブギブ!!」


俺が悟の腕をパンパン叩いてやっと開放された。


「んで、焼きそばパンは?」

「これです。」

「何だこれ!じゃがパンじゃねぇか!俺じゃがパン嫌いなんだよねぇ、仕方ない将介のパンをもらうよ・・・ってまたクリームジャムパンじゃねぇか!将介絶対糖尿病になるよ。」

「だって好きなんだもん。それよりあと10分しかないぞ!じゃあ俺がじゃがパン食べるよ。」


文句言ってる悟に構わず、俺は黙々とじゃがパンを食べ始め、

悟もしぶしぶクリームジャムパンを食べ始めた。


「なぁ、舞とどこまでいった?」


悟の突然の質問に、俺はパンを吐き出しそうになった。


「なっ、何を急に。」

「だってもう付き合って半年だろ。親友としては、どこまでいったかは気になるもんさ。で、どうよ?」


ニヤニヤして聞いてくる悟に、俺は仕方なく答える事にした。

まぁ悟に隠し事するのも気が引けるしね。


「まぁ・・・一応人並みな事はそれなりに・・・。」

「うっそ!将介!舞とヤッ・・・。」


俺は大声で喋る悟の口を慌てて塞いだ。


「ばっ、バカ声が大きいよ!」

「だって、学園NO1の美女とエッチしたなんてねぇ・・・。あの将介がねぇ・・・。」


そう言って悟は、微妙に俺に嫉妬の目を向けた。

俺はパンを食べながら弁解をした。


「別に俺たち付き合ってるんだからいいじゃん。」

「にしたって、あの舞だぞ。どうだった?」

「はいこの話終わり。あと5分、昼休み終わるまでにもう一回勝負しようぜ。」

「臨むところだ。負けたら事の詳細話せよ。」


結局この後、俺は悟に惨敗し舞との行為の一部始終を話すことになった。