「ごめん、ごめん。でも運命的な出会いじゃん。」



そういいながら、袋から取り出した飴を、口の中へポイッ…と投げ入れる。



「いやいや、全くそんなんじゃないから。」



普通にありえないから。



テレビの世界じゃないし。


それに、いくら助けてくれたとはいえ、金髪には少し抵抗あるよなぁ。



フルーツ飴をもらいながら、そんな事を考える。