「龍は分かっとらんなー。」



そう言って偉そうに人差し指を立て、力説し始めた。



「最初はやっぱ一緒にお昼やろ。そこで仲良くなりつつ、料理の上手さを調べるっちゅー訳よ。」



いや、そんな得意げに言われても困るし。



なんか間違ってるだろ、それ。



あまりの親友のバカさに呆れる俺に、冬真はとんでもない事を言いだした。