ホームルーム中、ふと外を見てみる。 誰もいない校庭に、まぶしい太陽の光が降り注いでいた。 「はぁ…」 さっきからため息ばっかり。 朝の金髪の男。 あれは絶対ただのヤンキーじゃない。 あんな強い人なかなかいないよ? …相手が相当弱いなら別だけど。 あたしの腕を掴んできた男の握力から考えると、そこら辺にいる不良と同じくらい。 .