『Sub 元気~?

ゆき、大丈夫?
今日もし外に出る元気があるなら学校終わってから会えないかな?』




内容はいたってシンプルで
相手は小学校からの付き合いの親友のみなみだった。

私はすぐに返事を送った。
そして出かけるために
服を着替えた。

母が亡くなってから
まだ外に出ていなかったことに、今更ながら気が付いた。



「…」



鏡の前に立ち
自分の顔を改めてよく見ると
泣き腫らした目に疲れきった顔をしていた。



「こんな顔じゃ会えないよ。」



私は苦笑し
化粧品を取り出すと
気合を入れてメイクし始めた。

後は出かけるだけ。

そこまで準備して私は部屋を見渡した。