「ごめん…」



やっと大人しくなった一成さんが言った言葉は
相変わらずの謝罪。



「何で謝るんですか?」

「だって…」



気になって聞けば
一成さんはもじもじとしだした。

いや、気持ち悪いよ一成さん。



「嫁入り前の娘に手を出したなんて!!
幸恵さんが知ったら殺される!!」



そして一気に青くなった。
アンタはクリスマスツリーに飾られる電飾か!!
ってツッコミたくなるくらいに一気に顔色が変わったのだ。



「手出したって…」



私は苦笑する。



「一緒に寝てただけじゃん。
まぁ、一成さんが私を離してくれなかったんだけどね。」

「ご、ごめんっ!!」



そして一成さんは慌てだした。