もぞもぞと動く感じがして
私はうっすらと目を開けた。



「ゆゆゆゆゆきちゃんっ!!」



目の前には
何故か物凄く慌てている
一成さん。

はて?
私何かしたのでしょうか?

眠い目を擦り
一成さんを見つめると
一成さんはさらに慌てた。



「ごごご、ごめっ!!
俺、そんなつもりじゃなくて!!」

「はい?」



意味が分からず、首をかしげていると



「俺っ、ごめっ、そのっ!!」



さらに慌てた。

……。
その仕草が可愛くてクスリ、と笑えば
一成さんの動きが止まり
顔が一気に赤くなった。