「ゆうっ!!」 私は優に向かって手を伸ばした。 「彼女さんっ!!心配なのはわかりますが、少し外でお待ちください」 一喝が心に響く。 ほんとに少しだけ?? …ねぇ少し?? ―ピピピピッ!!! ねぇ、ほんとに…?? ―ピピピピッ!!! いつまでもその音は続いた。