好き。

好き好き好き好き好き。

「…っ……」

言葉にできない愛が溢れ出す。

「…ゆ……ぅ…ッ」

好きだよ。

だから、

―ピピピピッ!!!

心拍機が病室に刺さるように響いた。

―ピピピピッ!!!

その音は私を焦らせる。

「ゆうっ…?!?!」

―ガラガラ

小走りで医者が部屋に入ってくる。

「少しどけてて下さい」

看護婦の言葉で私と優の手が離れる。