「突然で驚いたと思う。でも本当のことなんだ。」


「今さら、、、今さら言ったって遅いよ!お母さんはもういないんだよ?何で、、、何でお母さんが苦しい時に側にいてあげなかったの?なのにいきなりお父さん!?ふざけてるよ!」


私は心に溜め込んでいた事を吐いた。


相馬サンは俯いてしばらく黙りこう言った。


「私は君のお母さんを心から愛していた。過去形じゃない。今でも愛している。君がお母さんのお腹にいるとわかった時、二人で喜んだ。涙を流しながら。」


相馬サンが遠くを見て話始めた。


私はそれを黙って聞いていた。


「しかし、お母さんの両親に結婚を反対された。私は毎日お母さんの家に足を運び、毎日頭を下げた。だけど許してもらえなかった。そして、お母さんが身を引いたんだ。」


私の知らない過去があかされていく。


「それからお母さんと連絡がとれなくなった。それからずっと君達を探していた。そしてやっと君と会えた。」


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