「正直まだお前のことを普通の妹としてみるのは難しいわ、恨んでいないと言えば嘘になるから。」

私から離れてシーツがシワだらけになってしまったベッドに座り

「でも…少しずつ変わらないとね、このままだとフェリンペに負けてしまうから。それだけは阻止しないと」


「お姉様……」


「ありがとうクレア、目が覚めたわ。女王の私がこんな事ではいけないわね?とりあえずその格好何とかしていらっしゃい?」

うん、もう服破れてぼろぼろだし顔についた鼻血の後がね


「分かったわお姉様、ではまた後程。」



背を向けて部屋を後にしようとした時


「クレア、ありがとう妹よ。」



お姉様が微笑んでくれた。