乾いた音と共にカランとナイフが床に落ちる。
「クレア…様?」
「みんな出ていって、これは命令です。」
「しかし!」
「いいから!お願いします。」
侍女達とレオナルドは部屋から出ていく。私とお姉様しか部屋にいない、何年ぶりかな?二人きりになったのは
「クレア…お前妹の分際で私に…」
頬を抑えながら私を睨み付ける
「悔しい?私のお母様が憎いのでしょ?お姉様のお母様からお父様をとったから」
「っつ!」
パンっと思いっきり殴られる
「お前のせいで!あの女のせいで私達親子は!!」
何回も殴られベッドに吹き飛ばされ馬乗りになられる
「だから、どうなんですか?もう私もお姉様も母親はいないわ。」
もう終わりにしないと
逃げるのは私達