***


緊急事態とのことでクレアは侍女達と共に城へと戻り、着いて扉を開けると荷物がまとめられ馬車に積まれているところたった。


「どういう事…？何故荷物なんて積んでいるの？」

荷物を運んでる者に聞いても皆苦笑いし、どんどん積んで行く。


訳もわからないまま立っていると


「おやおや、これはクレア王女じゃないか？元気にしてたかい？」

振り返るとフェリンペ王子がニヤニヤしながら歩いて来る。やっぱり私はこの人は苦手だわ


「フェリンペ殿下、これはいったいどういう事ですか？女王陛下のお子が産まれるかもしれないと聞いて来たのですが？」

パンパンと手を叩きながらニヤニヤしながらフェリンペ殿下は

「これは荷造りだよ？僕が国に帰る為の
。あっ、もちろん君の姉上とは離縁だよ？あんな想像妊娠なんてしてしまう役立たずな女いらないんだよ。」

言いながら自分の毛先をくるくるさせながらまるで嬉しい事でもあったかのよいに言う





気づいたら王子の顔を叩いていた。


「よくもそんな酷い事を！あなたは女王の夫だと言うのに…お姉様に何を言ったの！？」


叩かれた頬をさすりながら王子は笑うとおもいっきり私の頬を殴った


「っつ…王子！」

叩かれた衝撃で横に倒れてしまい、さらにお腹に蹴りを入れられる


「かはっ…」

「きゃああ！王女様！」

苦しい…息が出来ない

お腹を抑えうずくまる私の頭を踏みながら王子は