「出ていって!!皆出ていけー!!」
部屋から全員追い出すと、悔しい思いばかり溢れて涙が頬を伝う。私は馬鹿だ!あの男にいいように利用され、薄々何か企みがあるのも気づいていたというのに
でも今の私に意見するなんて力もなく、
ただ子供が産まれさえすればこの国を建て直せる事が出来ると思って
悔し涙が止まらない。シーツは濡れ枕は何度も叩く内に破れて羽が出てしまった
「あはは…結局私は利用されただけのお飾り女王!こんなお飾りの為に何の罪もないフィナまで殺してしまったのに…」
まだ17でしかないあの子を無惨にも首を跳ねさせたというのに