夫も驚きの余り次の言葉が出ず、私も放心状態に、まさか流産してしまったと言うの?


そんな!そんな!!そんな事!!


「子供がいないとはどういう事です!?私は体調も今日まで悪くなくお腹も順調に大きくなっていたわ!何故いきなりいなくなると言うの!子供はどうなったのよ!?」

もう医師にしがみつき叫んでしまい、侍女達に抑えられゴホゴホと咳き込む医師は一言


「最初からお子はおりません…全て想像からの妊娠ではと…」


何ですって

「お腹が大きくなられたのも、気分が悪くなられたりしたのも全て想像からなってしまったものと思われます。希にこの様な場合がございまして、ご懐妊なされてなくても強い思いが身体にも変化をつけることも。」








「ふふふ」