ガタガタンと馬車が 揺れる音


俺はメアリ様にずっと手と繋いだまま

馬車に乗せられ今にいたる


あの


ずっと手繋いだままで…若干恥ずかしいというかなんというか


「あの…私はこれからどうしたら…」


「あなたは私が引き取ります、メアリの世話をお願いしようと思って」


王妃様は笑いながら私の頭を撫でてくれた


あの時最後父がしてくれた時と


同じ様に


じわりと目の下が熱くなる


「俺は必要と本当にされてますか…?」









バチ―――ン