「あ…あの…えっと…」


俺が言葉に詰まってると、少女の後ろから一人の女性が現れた


「メアリ、そんなふうに聞いては相手の方が驚くでしょ」


「だって!お母様この人な~んも喋んないんだもの!」





どうやらこの女性がこの勝気な少女の母親らしい


メアリと呼ばれた少女は髪を後ろに一つに縛り緋色のドレスを着ていた


「して、そなたは一体何者ですか?」