踊りたくてウズウズしてる悠大と一緒に家に戻った。



「やっと出てきたか」

「うん」

「あんまり他のヤツらに心配かけんなよ?」

「ごめんなさい」

「やっぱり頭変わってんだな…」

「なにが?コレ似合う?」

「似合うよ。カワイイな、お前は」



よっさんもなんなんだよ。



カワイイカワイイって。



次の日は朝から山盛りご飯を食って、元気よく学校。



「その髪どうしたのぉ!?」

「気分転換~」

「陽ってなにしても似合うね~。超カッコイイ~!!」



金髪より好感度アップ。



やっぱ俺ってモテちゃうなぁ~。



1日チヤホヤされて、帰ろうと思い下駄箱へ。



「先輩…」

「ん?なに?」

「なにじゃないですよぉ…。ケータイつながらないしっ、学校にいないし…」

「白咲、バイバイ」

「えっ…?」

「帰るから退いて?」



このままなら大丈夫だと思った。



顔を見てもなにも思わない。



なのに…。