コンタクトを新しくして、部屋に帰って、ケータイの電源を入れる。



白咲からのメールが6件。



見ないで消去。



『なんだかよくわかんねぇけど、なんかあったら話くらい聞くから』



悠大からのメールに、つい笑顔になった。



俺はもう大丈夫。



うん、昼寝しよ。



目が覚めた時は夕方で、リビングに出ると悠大とケントがいた。



「陽っ…?」

「腹が減ったのだ」

「そ、そうだな!!ケントさん、カレー急いで作りますよ!!」

「今日ヒマなら公園行こうよ、悠大」

「えっ!?あっ、うん…?髪、似合ってんな、陽…」

「マジで?大人イメージ~」



色のトーンを下げ、パーマをかけた。



緩めのパーマは朝が楽そうで。



「陽、メシ」

「いただきまぁす!!」



カレーうまい。



いっぱい食ってから、悠大と公園。



まだ全快じゃない悠大は俺を見て口を出すだけ。



「陽~」

「なぁに~」

「お前ってカワイイな」

「テヘッ!!って、キモいんですけど、悠大さん」

「はははっ!!」



もう、大丈夫。