「…」
「返して下さい!」
翠が取り替えそうとしながら叫んだら、相手は腕を動かすのを止め差し出して来た。
「…ん」
一文字だけで終わらせるんスか!?
「あ、ありがとうございます…………拾ってくれて」
返してじゃないからね!
拾ってくれてに対してだからね!
拾ってくれてを強調してソレを受け取る。
翠はそれだけで満足なのか、バックにしまい教室へと戻る。
と同時に。
パシンッ
腕を捕まれ、止まざるを得なかった。
「な、何ですか?」
まだ用がおありで!?
凌ちゃんが待ってるんですけど!?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…