仮にも、私はあんたのせいで死ねなかった。 だから知る権利くらいあるでしょ? 手元に残ったたった一つの手掛かりで、どうやったらあんたが解るのよ…。 ……本当ムカつく。 私が死ねなかった日。 4月5日は始業式前日。 ここから運命は私に、ちょっとした悪戯を仕掛け始めたのだった―。