それは私の本心。 「あはは。中村さんありがとう」 「どういたしまして。…先生、今日の集会の資料は?」 「そうだったね。はい、いつもご苦労様」 私はそれなりに厚みのある資料を受け取る。 「今日は着任式が中心だけど、一応目を通しておく?」 「そうですね…」 表紙をめくると次のページには… 東雲龍之介の文字があった。