そんな毎日が一ヶ月は続いただろうか?
もはや僕は自分が生きている意味が分からなかった。
自分が生きる為だけに動く毎日に、生きている実感なんて湧かなかった。
ただただ生にしがみついているだけ。
それでも、この星で生活を続けていたある日の朝。
朝食の準備をしていた時、突然耳をつんざくような大きな爆発音がしたかと思うと、空は闇に包まれた。
その直後、ものすごく強い風が家の窓を叩き、土埃で1m先も見えないような、茶色い世界が闇と共に広がっていった。
しばらくして、明るくなり土埃もおさまると僕は窓から外の様子を見た。
そこからは、家から見える少し遠い丘に、物凄く大きな黒い塔が建っているのが見えた。
僕は家を出て丘の方に小走りした。
何も考えてなかった。
何も感じていなかった。
この頃の僕はもう壊れていたんだと思う。