しかしカパラディアに待っていたのは、統一するまでの戦火の爪痕だった。


元々緑少ない星は、長く続いた争いのお陰で、荒れた大地や砂漠に変わり果ててしまったらしい。

いくら科学が進んでいても、一度傷ついた星を元に戻す事はできなかった。



水は飲めない。大気は汚染され、地面からはガスが吹きでる地域もあった。



希望はない。ただ滅びるのを待つだけの人々……








「…そんなとき、この星の存在を知ったんだ。」







セアはゆっくり呟いた。