窓を少し開けた。
カーテンが揺れる。


柚と身体を重ねて、キスをする。


「甘いな…」


「え?」


「柚…甘い」


「お菓子食べたから…かな?」


いつ食べたんや。
俺が風呂入ってる間にか?


「違う」


柚の天然には、敵わない。
笑いながら、首にキスをする。


「…花の匂いもするし、ホンマ…好き」


「私も好きだよ…蓮君、太陽みたいだもん」


「太陽?」


「いっつもポカポカしてあったかいもん」


どういう意味か、わかった。


「笑顔で優しくて、カッコイイし。あったかい感じがする」


太陽…か。

柚が俺の太陽だ。

いつも笑わせてくれる。
それに、優しい。